〜豆知識〜
連鎖障害
同じ畑で、同じ野菜などを連続して栽培すると、生育が極端に悪くなったり、枯れてしまいます。
この現象を連鎖障害といいます。連鎖障害は前に作った野菜の病原菌が土の中に増えたりして、
健康な野菜が作れなくなります。
エンドウ・ナス・スイカにおいては7年以上の休栽が必要と言われています。
しかし、小面積の畑はたちまち野菜が作れなくなります。そこで、輪作を行います。
同じ野菜の連作をさけて、他の野菜を組み合わせて栽培する方法です。
連鎖障害の出にくい野菜は、サツマイモ・カボチャ・ニンジン・タマネギ・ネギ・ニンニク・
ショウガ等たくさんあります。苗を植える前に、計画図を作って、連鎖障害を防ぎましょう。
大根を育てる豆知識
外側の葉がたれ、根が地上に大きく出て太ったら、土から引き抜いて収穫します。収穫が遅れると
す(空洞)が入ってしまい、おいしくなくなります。そこで・・・
「す」入り大根の見極め方〜
葉の付け根から2センチ程の所を切ってみて、そこにすが入っていたら、根(大根)にもすが
入っているんです。収穫の時期を見逃さないように・・・。難しいですね。
また、水・肥料のやり過ぎは裂根(大根が裂けてしまう現象)の原因にもなってしまいます。
ジャガイモを育てる豆知識
ジャガイモは、しっかりと土寄せをしてあげないと出来たジャガイモが、日光に当たってしまい、
緑色になってしまいます。緑色になってしまったジャガイモは苦味もあり、また体にも毒なんです。
吐き気や、腹痛を起こすこともあるので、要注意です。
ニンジンを育てる豆知識
大きくなってくると、葉の下から赤いニンジンが見えてきます。
でも、収穫前のニンジンに地上を見せてはいけません。日光に当たって、赤いニンジンが
緑になってしまい、またおいしくなくなります。
株元に少し土を寄せて、ニンジンの首を隠しましょう。
また、収穫が遅れると、裂根(ニンジンが避けてしまう現象)してしまいます。
病気の原因をつくらない為に
病気に強い品種・健康な苗を選ぶ
病原菌のいない新しい土を使う
株と株の間を空けて、日当たりや風通しをよくする
枯れた葉や病気の葉は、他にうつらないうちに早めに取り除く
肥料や水のやり過ぎや、かたよりをさける
同じ野菜、同じ科や属の野菜の連鎖をさける。